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| 余丁町市民を待ち受けるジレンマ |
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10月5日に下った新宿区建築審査会の決定は、近隣住民側の「前面勝訴」と言って良い内容である。東急不動産の「余丁町計画」(巨大ワンルームマンション)の違法性が認められ、東急不動産は設計変更を余儀なくされた。しかし、余丁町に祝杯ムードは無い。なぜなら、東急建設が非常に危険な状態で現場から撤退したからだ。一番の問題は現場の南側と西側に隣接している家屋との境界線工事がまだ初期段階で、そこには地下室マンション建設に伴い掘り込まれて出来た、聳え立つ崖と簡易的な土留めしか存在しないことだ。そしてその崖の上には無防備な隣接家屋が有り、最近の異常気象の中、大雨や地震による土砂崩れが懸念される状態にある。災害防止の為にも、土留め工事だけでも進行させて欲しいところだが、土地の売却をも視野に入れているであろう東急不動産が、この先行き不透明な計画に見返りの無いお金を注ぎ込む可能性はゼロと言えよう。想定されるのは、東急不動産がこの住民側の「弱み」につけこんで最低限の手直しで再度民間業者の建築確認を得て工事を再開するか、経済的な理由から物件を放置し、ゆくゆくは売却するかであろう。近隣住民達から反対運動が起きないような企画内容が提示されればもちろん、余丁町に平和で安全な暮らしが戻るわけだが、いままでの経緯を考えるとそれはナイーヴなのかもしれない。やはりコンクリートから露出した夥しい数の鉄筋が錆び、現場一帯が荒れ果てて行くのを、不安な目で見守るしかできないのだろうか?全ては余丁町に対する東急不動産のコミットメントにかかっている。
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作成者
Gaizinger_Z
: 2007年10月24日(水) 16:05
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