2012年1月25日(水)
課題解決力
人事異動作業も気がつくと時期的に折り返し地点に来ているが、昨年度と比較すると明らかにペースがのろい。人事業務は組織のルーティンワークの最たるものであるので、最優先されるべきはスケジュール感に尽きる。
とは言っても、淡々とした作業というだけではなく、限られた人材をいかに適材適所に配置するかという戦利戦略も必要となる。
皆様からご批判やお叱りも多数頂戴するが、行政の現場、ホントにギリギリのところで回しているというのが現状。よく私たちのたとえで「乾いたぞうきんを絞る」という表現を使うが、業務の性格上、最大限に効率を優先するも、ある程度の遊びの部分がなければ想定し得ない危機が発生したとき、まったく機能できなくなってしまう。
限られた人材をいかに活用していくか、ただ一つの方法は個々の職員の能力を高めること、その例の一つとして課題解決力を高めることにあると私は考える。
どうしても後ろ向きに考えてしまうコトが多いこの世の中にあって、課題にぶち当たると「ダメだ」と諦めてしまうことが多い。しかし、原理原則にあたることで、実はまだ「出来るはず」の部分が残されていることもある。
昨年の初夏、インテルの長友がクルマのCMで「できるはず」と連呼していたことを覚えている人も多いだろう。30Km/lの燃費をたたき出すためにはまず「ハイブリッド」と考えるのだろうが、マツダは既存の技術を見つめ直すことでハイブリッドという「飛び道具」を使うことなく課題を解決した。デミオのCMでは長友のほかに、マツダの社員とおぼしき「おじさん」たちが一生懸命話し合っていた姿も映し出されていたが、こうした「おじさん」たちの地道な努力により、いくつもの隘路を乗り越え、課題を解決することが出来た。
同じおじさん世代の一員として、昔やっていたNHKのプロジェクトXではないが、頑張れば何とかなる・・という希望を持つことが出来た。
えらく話は飛んでしまったが、人事担当を2年やってみて一番強く感じるのは、当たり前の話かも知れないが、仕事の本意は職員の監視役でも処分役でもなく、ヒトの力をどう活かすか、活かすためにはどうしたらよいか考えることにあると思う。
同僚からは「かわいそうに」とか「大変だね」とか言われることもあるが、実はこうした視点で見た場合、私自身、この仕事は決して嫌いなものではないことを断言する。ただし、淡々とということではなく、どうすれば本人の長所を活かせるか、逆に短所があってもフォローできるか、欠点ばかりの自分をさておいて、自分なりに知恵を絞っている。
相も変わらず、帰宅時間は午前様の状態。これも業務の効率性を考えると大きな×を記さねばならないが、来年度、新たなチームでどのようなメンバーが集まり、それぞれの長所を活かし、またシナジー効果をもたらす中で、県民や児童・生徒の視点に立った有意義な施策を立案し、実行してくれることを切に祈っている。
体力的にきついことは確かだが、自分そして人事チームが一丸となり、悔いのない仕事が出来るよう、頑張りたいと思う。


